こんにちは!今回は、ベトナム戦争の資料を展示している戦争証跡博物館に行ってきた時の話をします。ちなみに、この記事には戦時中の写真などは載せていません。
ベトナム戦争っていうと枯葉剤の影響で誕生したと言われている結合双生児のベトちゃんドクちゃんのイメージが自分にはありました。
正直そのことぐらいしか知りませんでしたが、この博物館に行くと、ベトナム戦争の歴史、米軍が使った兵器や武器、戦場カメラマン達が撮った戦争時の写真、枯葉剤の後遺症など様々な展示があり、ベトナム戦争の悲惨さを感じることができました。
ということで、どのような場所だったか、紹介していきたいと思います。
戦争証跡博物館の場所
住所:28 Võ Văn Tần, Phường 6, Quận 3, Hồ Chí Minh 700000 ベトナム
ベトナムホーチミン市の中心街近くにあります。ホーチミンは周辺に観光スポットが沢山集まっていて歩いて観光できるところが良い所です!
入場料について
入場料は4万ドン(約200円)でした。ちなみに日本語版パンフレットは有料で2万ドン(約100円)で購入できます。
私の場合、無料で貰えると思ってたので、受け取って2万ドン追加で払いました。売り方がスマートすぎる...
結果的に日本語で書いてあるパンフレットはとても役に立ったので、購入しても全然良いと自分は思いました。もちろん他の言語も用意されていました。
建物周りは兵器や武器の展示
建物の外には戦車、戦闘機などの米軍が戦争時に使ったものが展示されています。触るのは禁止です。
爆弾が3mぐらいの大きさで、当たったら家とか普通に吹き飛ぶと思いました。
内部の構成
建物は3階建て、中抜けの構造です。クーラーは展示物がある部屋の中のみで、基本暑いです。
不思議なことに、入場口である1階から3階に進む回り方ではなくて、3階から1階に降りてくるようにパンフレットではコース紹介されていました。
戦争証跡博物館の内部は13コーナー用意されています。
3階
①歴史の事実
②鎮魂(インドシナ戦争中に死亡した戦場カメラマンの写真)
③ベトナム -戦争と平和-(日本人カメラマン石川文洋のドキュメンタリー写真)
④ベトナム戦争における枯れ葉剤(日本人カメラマン中村悟郎のドキュメンタリー写真)
⑤児童教育室「白い鳩」
第二次世界大戦とベトナム戦争でのコストや兵の数などを載せていました。ベトナム戦争のコストが凄い...
2階
⑥侵略の犯罪
⑦米国のベトナム侵略戦争時の枯葉剤による後遺症
⑧映画室
⑨会議室
1階
⑩ベトナムの抵抗戦争に対する世界的支援
⑪企画展示室(特別展示室)
室外
⑫ベトナム侵略戦争の牢獄制度
⑬室外展示
様々な国のカメラマンが撮影したベトナム戦争の写真が沢山掲載されていました。
やはり印象に残ったのは、日本人カメラマンの石川文洋さん(沖縄出身)と中村悟郎さん(長野出身)写真が1コーナー展示されていたことです。
日本人の先輩たちが戦場カメラマンとして記録を残し、次の世代に写真という形でバトンをつないでいることは凄いと思いました。
まとめ
ベトナム戦争中の写真には、ベトナム人・米兵の負傷している姿や死体の横で立っている姿、捕虜として捕まっている姿、爆弾にあたって顔の皮膚が全て爛れた人、枯葉剤が環境に与えた影響、人類への影響など、かなりの数の出来事を写真で感じることができます。
言葉がわからなくても戦争時の写真をみると戦争したくないという気持ちになると思います。(そうであってほしい)
実は、ベトナムのホーチミン市でかなり有名な観光スポットで海外の多くの人が訪れます。いろいろな国の人が、ベトナム戦争の悲惨さを感じてくれたら簡単に戦争しようという話にならないと思います。
余談ですが、ベトナム戦争が有名なのは、あらゆる戦争の中で初めてマスメディアに実況中継された戦争だからだと言われています。その映像をみた米国や世界中の国々の人が反戦運動を行い、戦争の士気を下げていきました。
自分の意思をきちんと持って行動に移すことができれば、戦争を終結させる力を生み出すことができるということです。
いろいろと考えさせられる場所なので、ぜひベトナムに行った際は観光してみてください♪
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